α900 徹底レビュー その3【使ってみてわかった AF と 露出】 [デジタル一眼カメラ(α・アルファ)]
α900徹底レビューその3です。
ソニーデジタル一眼レフカメラ α900 DSLR-A900
▲ 現在の販売価格・納期・キャンペーン等のご案内こちらから確認出来ます ▲
⇒前回までのα900徹底レビュー記事はこちらから読めます。
今回は、α900徹底レビューは、使ってみてわかったアレコレを書いていきたいと思います。
まずはAF(オートフォーカス)と露出を・・・【α900 徹底レビュー:AF(オートフォーカス)】
α900のオートフォーカス(以下:AF)は、測距9点+10点のアシストAFという構成になっています。 測距9点と言うのは、正直物足りない数字だと私は思ったりします。 (アシスト10点というのはC社の新商品よりも多いのですが・・・)
まぁ、これは言っても仕方がないのですが・・・11点あればなぁ~と思ったり・・・
上の写真の通り、真ん中に寄ってる測距点。
端よりに被写体が来るような構図で写真を撮る場合は、フォーカスロックを多様しなければなりません。 ただフォーカスロック撮影は、被写体までの距離によっては、ピントズレを発生してしまいます。 構図によってはマニュアルフォーカス撮影が必要になる時があるでしょう。
では、実際に使ってみての感想を書いてみます。
フォーカスエリアをローカルに選択します。
これで、AF9点を任意で選択できるようになりました。
真ん中(1点) +アシスト+F2.8対応センサー
まったくの問題なし。 素早いピントあわせを体感できました。
上下左右(6点) +アシストセンサー
こちらも問題なし。 今回試したレンズはF2.8以上はなかったので暗いレンズでは未知数
両端(2点) アシストセンサーなど、補助センサーなし
被写体によってはかなり迷う。
黒(濃い)、白(淡い)などカメラが本来苦手とする色にめっぽう弱い。
と、こんな感じでした。
真ん中と、上下左右に6点は全く問題なし。ストレスなくAFが動いてくれました。
しかし・・・両端2点をつかってのAF撮影は、なかなかピントがあってくれず苦労しました。 先ほども書きましたが、両端2点のAFは黒(濃い)、白(淡い)など、カメラが本来苦手とする色にめっぽう弱いみたいです。
両端のAFのことで気になった私はα900のカタログをもう一度目を通して見ることに・・・ そして気になる文面を発見!まんまの引用ですが・・・
”各測距点をカバーするAFセンサーは、測距する面積をより小さくピンポイントに行うことでピント精度を高めている。”
たしかに2460万画素ともなると、AFはよりシビア差を要求されるのでしょう。 アシストなしの両端2つの測距点は、測距面積を小さくしすぎての弊害??と思ったりしました。
ただ、今回使用したα900は試作段階でのものです。
もしかして発売までには改良されてるかも知れません。
それでは、動体を撮影したものの作例をどうぞ。
<α900+SonnarT*135mmF1.8Z で競走馬を撮る>
未補正・原寸大(6048×4832)は写真をクリックすれば確認できます!
※α900は試作機での撮影の為、作例はあくまでもサンプルということでご覧ください。
ボディ:ソニー α900
レンズ:ソニー Sonnar T* 135mm F1.8 ZA (SAL135F18Z))
撮影モード:絞り優先 焦点距離:135mm
ISO:400 シャッター速度:1/4000秒 F値:3.5
画質:J-PEG WB:太陽光
AF:AF-C 露出補正:0.0 測光方式:中央部重点測光
Dレンジ:スタンダード クリエイティブスタイル:スタンダード
撮影地:京都府伏見区 天気:晴れ(薄曇り) 撮影時期:10月中旬
~コメント~
競走馬が歩いているくらいのスピードなら、問題なくAF(AF-C)は追従できていました。 超音波モーター内蔵の明るいレンズなら、レースシーンなども撮影できそうです。 それにしても、高解像度なレンズに高画素数のα900は抜群の解像度です。 たてがみなど手に伝わってきそうな質感で記録できています。
【α900 徹底レビュー:露出について】
α900の露出についてレビューしていきます。
先に結論から書きますと、α900の露出は標準的なものでした。 初日、操作に慣れていなかったときは、露出オーバー傾向にあるのかと思ったのですが・・・私が多分割測光の範囲を勘違いしていただけのようです。
多分割測光の範囲はこの写真のとおり。こちらもAF測距点と同じく、真ん中よりになっています。
作例を撮ってきました。
多分割測光 露出補正 なし
多分割測光 露出補正 +0.3EV
多分割測光 露出補正 -0.3EV
全体的に白いものが写っています。
この場合、カメラは明るいものだから白トビを起こさないよう暗く写すのですが・・・
そのとおり露出補正なしだと、少し暗く写りました。
+0.3EVで丁度良い感じです。
α900に興味を持たれる方なら、露出のことはそれほど語らなくても良いと思うので省略しますが、この仕上がりって非常に素直で扱うものにとっては、この素直さはありがたいですね。
写真を撮っていると、これだけ白いとアンダーになってしまうと直感でわかると思うのですが、そのまんま写りますので、設定もし易いと思います。
今度は逆のパターンで・・・もう一つの作例です。
多分割測光 露出補正 なし
多分割測光 露出補正 +0.3EV
多分割測光 露出補正 -0.3EV
色の暗いものを撮る時は、露出補正はアンダーで・・・が基本ですが・・・
こちらも、実に基本に忠実です。
α900の露出志向は”カメラの基本”に忠実だと思っていただけたら・・・と思います。あと、露出で悩ましい被写体が出てきたら”ブラケット撮影”をオススメします。
α900は5枚までの露出ブラケット撮影が可能です。 例えば+0.7・+0.3・0・-0.3・-0.7まで連続でシャッターを切ることが出来ます。 これぞデジタルカメラの醍醐味でしょう。
<α900で白いものを全体的に撮る>
未補正・原寸大(6048×4832)は写真をクリックすれば確認できます!
※α900は試作機での撮影の為、作例はあくまでもサンプルということでご覧ください。
ボディ:ソニー α900(DSLR-A900)
レンズ:カールツァイス Vario-Sonnar T* 24-70mm / F2.8 SSM (SAL2470Z)
撮影モード:絞り優先 焦点距離:24mm
ISO:200 シャッター速度:1/1250秒 F値:5.0
画質:J-PEG WB:太陽光
AF:AF-S 露出補正:+0.3 測光方式:マルチパターン
Dレンジ:スタンダード クリエイティブスタイル:スタンダード
撮影地:兵庫県淡路島 天気:薄曇り 撮影時期:10月中旬
~コメント~
白いものは+露出で撮れ!の見本のような写真です。
ぱっと見て、あぁ・・・これは露出補正なしで撮ると暗く写っちゃうなぁ~と思いますよね。 だから、露出補正を+0.3EVにして撮影しました。 背面の液晶モニターは屋外だと、ピントの確認専用で色の確認には私は使いませんので、写真の上がり具合は帰宅後のお楽しみ・・・ということで・・・ で、自宅に帰ってからPCのモニターで確認すると、思ったとおりの仕上がりでした!(本当は言うともう少しオーバー(+0.1~+0.15)でも・・・しかし、これ以上はカメラ側で設定出来ないので、RAWで現像するしかないのですが・・・)
α900は素直に測光してくれるので、安心して撮影できますね。 ただ、ものすごく大切なものを撮られる時はRAW+ブラケット撮影をオススメします。
α900 徹底レビューは、まだまだ続きます!
ソニーデジタル一眼レフカメラ α900 DSLR-A900
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ソニーデジタル一眼レフカメラ α900 DSLR-A900
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今回は、α900徹底レビューは、使ってみてわかったアレコレを書いていきたいと思います。
まずはAF(オートフォーカス)と露出を・・・【α900 徹底レビュー:AF(オートフォーカス)】
α900のオートフォーカス(以下:AF)は、測距9点+10点のアシストAFという構成になっています。 測距9点と言うのは、正直物足りない数字だと私は思ったりします。 (アシスト10点というのはC社の新商品よりも多いのですが・・・)
まぁ、これは言っても仕方がないのですが・・・11点あればなぁ~と思ったり・・・
上の写真の通り、真ん中に寄ってる測距点。
端よりに被写体が来るような構図で写真を撮る場合は、フォーカスロックを多様しなければなりません。 ただフォーカスロック撮影は、被写体までの距離によっては、ピントズレを発生してしまいます。 構図によってはマニュアルフォーカス撮影が必要になる時があるでしょう。
では、実際に使ってみての感想を書いてみます。
フォーカスエリアをローカルに選択します。
これで、AF9点を任意で選択できるようになりました。
真ん中(1点) +アシスト+F2.8対応センサー
まったくの問題なし。 素早いピントあわせを体感できました。
上下左右(6点) +アシストセンサー
こちらも問題なし。 今回試したレンズはF2.8以上はなかったので暗いレンズでは未知数
両端(2点) アシストセンサーなど、補助センサーなし
被写体によってはかなり迷う。
黒(濃い)、白(淡い)などカメラが本来苦手とする色にめっぽう弱い。
と、こんな感じでした。
真ん中と、上下左右に6点は全く問題なし。ストレスなくAFが動いてくれました。
しかし・・・両端2点をつかってのAF撮影は、なかなかピントがあってくれず苦労しました。 先ほども書きましたが、両端2点のAFは黒(濃い)、白(淡い)など、カメラが本来苦手とする色にめっぽう弱いみたいです。
両端のAFのことで気になった私はα900のカタログをもう一度目を通して見ることに・・・ そして気になる文面を発見!まんまの引用ですが・・・
”各測距点をカバーするAFセンサーは、測距する面積をより小さくピンポイントに行うことでピント精度を高めている。”
たしかに2460万画素ともなると、AFはよりシビア差を要求されるのでしょう。 アシストなしの両端2つの測距点は、測距面積を小さくしすぎての弊害??と思ったりしました。
ただ、今回使用したα900は試作段階でのものです。
もしかして発売までには改良されてるかも知れません。
それでは、動体を撮影したものの作例をどうぞ。
<α900+SonnarT*135mmF1.8Z で競走馬を撮る>
未補正・原寸大(6048×4832)は写真をクリックすれば確認できます!
※α900は試作機での撮影の為、作例はあくまでもサンプルということでご覧ください。
ボディ:ソニー α900
レンズ:ソニー Sonnar T* 135mm F1.8 ZA (SAL135F18Z))
撮影モード:絞り優先 焦点距離:135mm
ISO:400 シャッター速度:1/4000秒 F値:3.5
画質:J-PEG WB:太陽光
AF:AF-C 露出補正:0.0 測光方式:中央部重点測光
Dレンジ:スタンダード クリエイティブスタイル:スタンダード
撮影地:京都府伏見区 天気:晴れ(薄曇り) 撮影時期:10月中旬
~コメント~
競走馬が歩いているくらいのスピードなら、問題なくAF(AF-C)は追従できていました。 超音波モーター内蔵の明るいレンズなら、レースシーンなども撮影できそうです。 それにしても、高解像度なレンズに高画素数のα900は抜群の解像度です。 たてがみなど手に伝わってきそうな質感で記録できています。
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α900の露出についてレビューしていきます。
先に結論から書きますと、α900の露出は標準的なものでした。 初日、操作に慣れていなかったときは、露出オーバー傾向にあるのかと思ったのですが・・・私が多分割測光の範囲を勘違いしていただけのようです。
多分割測光の範囲はこの写真のとおり。こちらもAF測距点と同じく、真ん中よりになっています。
作例を撮ってきました。
多分割測光 露出補正 なし
多分割測光 露出補正 +0.3EV
多分割測光 露出補正 -0.3EV
全体的に白いものが写っています。
この場合、カメラは明るいものだから白トビを起こさないよう暗く写すのですが・・・
そのとおり露出補正なしだと、少し暗く写りました。
+0.3EVで丁度良い感じです。
α900に興味を持たれる方なら、露出のことはそれほど語らなくても良いと思うので省略しますが、この仕上がりって非常に素直で扱うものにとっては、この素直さはありがたいですね。
写真を撮っていると、これだけ白いとアンダーになってしまうと直感でわかると思うのですが、そのまんま写りますので、設定もし易いと思います。
今度は逆のパターンで・・・もう一つの作例です。
多分割測光 露出補正 なし
多分割測光 露出補正 +0.3EV
多分割測光 露出補正 -0.3EV
色の暗いものを撮る時は、露出補正はアンダーで・・・が基本ですが・・・
こちらも、実に基本に忠実です。
α900の露出志向は”カメラの基本”に忠実だと思っていただけたら・・・と思います。あと、露出で悩ましい被写体が出てきたら”ブラケット撮影”をオススメします。
α900は5枚までの露出ブラケット撮影が可能です。 例えば+0.7・+0.3・0・-0.3・-0.7まで連続でシャッターを切ることが出来ます。 これぞデジタルカメラの醍醐味でしょう。
<α900で白いものを全体的に撮る>
未補正・原寸大(6048×4832)は写真をクリックすれば確認できます!
※α900は試作機での撮影の為、作例はあくまでもサンプルということでご覧ください。
ボディ:ソニー α900(DSLR-A900)
レンズ:カールツァイス Vario-Sonnar T* 24-70mm / F2.8 SSM (SAL2470Z)
撮影モード:絞り優先 焦点距離:24mm
ISO:200 シャッター速度:1/1250秒 F値:5.0
画質:J-PEG WB:太陽光
AF:AF-S 露出補正:+0.3 測光方式:マルチパターン
Dレンジ:スタンダード クリエイティブスタイル:スタンダード
撮影地:兵庫県淡路島 天気:薄曇り 撮影時期:10月中旬
~コメント~
白いものは+露出で撮れ!の見本のような写真です。
ぱっと見て、あぁ・・・これは露出補正なしで撮ると暗く写っちゃうなぁ~と思いますよね。 だから、露出補正を+0.3EVにして撮影しました。 背面の液晶モニターは屋外だと、ピントの確認専用で色の確認には私は使いませんので、写真の上がり具合は帰宅後のお楽しみ・・・ということで・・・ で、自宅に帰ってからPCのモニターで確認すると、思ったとおりの仕上がりでした!(本当は言うともう少しオーバー(+0.1~+0.15)でも・・・しかし、これ以上はカメラ側で設定出来ないので、RAWで現像するしかないのですが・・・)
α900は素直に測光してくれるので、安心して撮影できますね。 ただ、ものすごく大切なものを撮られる時はRAW+ブラケット撮影をオススメします。
α900 徹底レビューは、まだまだ続きます!
ソニーデジタル一眼レフカメラ α900 DSLR-A900
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お馬さんの血管が力強く浮かび上がっています。解像度が凄いですね。
by punchigoo (2008-10-20 20:58)
すごすぎて追いつけません(x_x
by simons (2008-10-20 23:49)
punchigooさん こんにちわ♪
ここまで写るとお馬さんから、競走馬って言い換えないと
いけないほどの描写力だと思いますね!
ただ、α900は35ミリフルサイズフォーマットなので望遠が
効かないので、スポーツ撮影には厳しくなっちゃいました。
フィルム時代は、あたりまえだったんですけどね(^-^;
by yas (2008-10-22 09:05)
simonsさん こんにちわ♪
追いつけませんか・・・すみません・・・(^_^;
α900の機能をひとつひとつ分析してしまうと、どうしても
専門的になっちゃいます・・・
by yas (2008-10-22 09:07)
schnitzerさん
トータンさん
でぃーじぇーさん
たいへーさん
コジコジさん
シマリスさん
nice!ありがとうございます!
by yas (2008-10-22 09:08)