もう戻れない魅惑のポタアン ソニー「PHA-3」レビュー

ひとたび聴けば、もう戻れない。ある意味危険すぎる、魔性のようなポータブルアンプ。

今回は、ソニー ポータブルアンプ「PHA-3」のレビューをお届けします。

このPHA-3経由で聴いてしまったら、おそらく何も無しでは何も聴けなくなるかも。

特にバランス接続で聴くのが素晴らしく、出力されるその音に圧倒されてしまいました。

ソニーストア （ソニーのweb直販サイト）

DACにはESS社のES9018を搭載したポータブルヘッドホンアンプの最上位・PHA-3

 

PHA-3レビュー　

PHA-3レビュー、まずは外装や付属品のチェックから始めたいと思います。

質感高い黒の塗装に、ずっしりと手に伝わるガッチリとした金属外装は、まさに上級志向。

また使われているパーツは質感の高いものばかり。

最近のスマートな機器を見ていると、どこかアナログ的な感じにも見えたりします。

PHA-3はポータブルアンプと呼ばれているものの、ポケットにヒョイと入るサイズではありません。

どちらかと言うと、屋外よりも屋内向き。

バッテリー駆動でお部屋を選ばず、高音質が好きな場所で楽しめる。そんな意味でのポータブルと言えるでしょう。

続いては付属品をチェックしてみます。

PHA-3にはいろんなオーディオ機器とつなげて楽しむためのケーブルと、ポータブルオーディオ機器を重ね留めるためのバンドが用意。

ケーブルは、ウォークマンやXperiaなど、デジタル接続用のものから、アナログ用まで３種類を用意しているほか、USBケーブルを使えばPCなどともつながります。

そんなケーブルとつなげるPHA-3の接続端子はこんな感じです。

接続端子はINPUTの他に、OUTPUTも用意。

接続ガイドシートも本体に貼り付けてあるので、接続で迷うことは恐らくないでしょう。

また、先ほど紹介したケーブル以外にも、例えば光デジタルケーブルを用意すればさらに拡張性も高まります。

続いてPHA-3の正面側を見てみます。

こちら側にはノーマル接続用、バランス接続用のヘッドホン出力端子、音量調整用のボリュームが用意。

側面には、ヘッドホンの種類を多くお持ちの方に嬉しいGAINの切り替えスイッチ。

ハイレゾ音源ではなくてもハイレゾ相当の効果を感じられる「DSEE HX」のON・OFFスイッチが用意されていました。

それでは、オーディオ機器と接続していきましょう。

今回は、ウォークマン NW-ZX1と接続。

付属のケーブルを使用してお互いを接続します。

この時、INPUTの切り替えスイッチを左端にすることをお忘れなく。

そしてウォークマン NW-ZX1付属のアタッチメントの載せて、本体、バンドの順番に装着すればセッティングも完了です。見た感じは、こんな風になりました。

共に金属の外装で出来ていますので塊感がスゴイ。重ねた厚みは43mm程度。なかなかのボリュームです。

 

PHA-3 レビュー　バランス接続で本領発揮！ケーブル交換でさらに素晴らしく

それでは、実際に聴いてみた感想を書いていきたいと思います。

まずはノーマル接続から始めます。

使用したヘッドホンはMDR-1Aです。

ステレオヘッドホン　MDR-1A
	広帯域HDドライバーユニットが低域から100kHzの超高域までを再生。耳を包み込むような快適な装着感のステレオヘッドホン ソニーストア価格：27,750円＋税 送料無料・2014/10/29 現在の価格

ハッキリと素晴らしい効果が、聴いた瞬間から現れます。

MDR-1AはZX1直挿しでも非常にいい音を奏でてくれますが、より鮮明に。

解像度が高まり、楽器ひとつひとつの音がくっきり鮮明になりました。

思わずニマニマしてしまうレベル。

音楽を聴きながら無意識に鼻歌を歌ってしまいそうです。

 

今度はバランス接続で聴いてみます。

ヘッドホンはバランス接続ありきで設計された、フラッグシップモデルのMDR-Z7を使用。

ステレオヘッドホン MDR-Z7
	新開発の大口径70mmHDドライバーユニット搭載により低域から超高域の100kHzまで再生。楽曲の空気感までも再現するステレオヘッドホン ソニーストア価格：55,000円＋税 送料無料・2014/09/25 現在の価格

この組み合わせで私は心の底から、衝撃を受けました！！

空気感まで伝わる。と、書けば大袈裟にも思われるかも知れませんが、本当にそんな感じ。

効いた瞬間から思わずゾクソク。

目を閉じて思わずうっとり・・・とにかく、すごく気持ちいい。

これが本当のハイレゾシャワーと言われるものかも・・・・それほど、わかりやすく、ノーマル接続で感動したことが何それ？って、思ってしまうほど。

もう、PHA-3でバランス接続を聴いてしまうと、ノーマル接続を始め、直挿しとか、もう戻れないかも。

こ、これはある意味危険すぎるかも。。。

実はお正月休みに、このセットを自宅に持ち帰って、じっくり聴いていたのですが、あまりにも素晴らし過ぎて、PHA-A3のバッテリーが上がるまで、大好きな楽曲をザッピングしまくっていました。

本当に素晴らしいです。

その素晴らしいをさらに素晴らしくするのが、キンバー社ケーブルを使用したバランスケーブルとの組合せ。

これがさらにスゴイ！

カドがとれた柔らかさがあるのに、より解像度が高まる感じ。

空気感はさらに増し、目を閉じって静かに聴けば、その場にいるかのような錯覚に陥ります。

バランス接続対応ヘッドホンケーブル （MDR-Z7用）MUC-B20BL1
	MDR-Z7用　KIMBER KABLE社と協力した、Braid（編み）構造を採用したバランス接続対応ヘッドホンケーブル ソニーストア価格：23,130円＋税 送料無料・2014/12/18 現在の価格

詳しくない人が、価格だけをみると思わず、ぶっとびそうですが、お値段相当な仕事をしてくれます。

結論というか、私の感じたままを書かせていただくと、PHA-3はバランス接続ありきで素晴らしい音を提供してくれるアンプだと思いました。

直挿しでも大満足なMDR-Z7ですが、PHA-3と出会ってしまったら、もう組み合わせて使うことしか考えづらくなります。さらにキンバーケーブルが言うことありません。

この３点の組み合わせは、最初からセットにしてもいいくらい。おそらく音作りなどのチューニングもこの組み合わせによるものではないでしょうか？と、推測します。

セットで購入すると、価格はそれなりになりますが、価格以上の価値は絶対にあると思いました。

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今回は、ソニーポータブルアンプ PHA-3のレビューをお届けしました。

ポータブルヘッドホンアンプ・PHA-3
	バランス出力に対応、DACにはESS社のES9018を搭載したポータブルヘッドホンアンプの最上位機種 ソニーストア価格：92,500円＋税 送料無料・2014/12/18 現在の価格

なお、今回のレビュー記事は店員個人の感想を書いております。音や装着感など感じ方には個人差がありますので、興味を持たれた方は実際に聴かれることをおすすめします。

詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

ソニーストア （ソニーのweb直販サイト）

DACにはESS社のES9018を搭載したポータブルヘッドホンアンプの最上位・PHA-3

 

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コメント 2

いや～、合体するとは。
ロボットアニメファンだったので、合体には弱い。（笑
by たいへー (2015-01-10 08:26) 

たいへーさん　こんにちわ♪
デジタル合体ですからねぇ～
アナログ合体もしますけど。
・・・意味不明（＾＿＾；
by yas (2015-01-13 10:37)