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WF-1000X レビュー 万能選手ではないけれど、ケーブルレスは開放感バツグン! [ヘッドホン・イヤホン]

完全ケーブルレスの左右独立型ワイヤレスヘッドセット「WF-1000X」のレビューをお届けします。

当店では発売日より展示を始めていましたが、記事化するのにあたり、いろいろなテストや使用感も含め、評価するのに時間がかかってしまいました。少々出遅れ気味ではありますが、紹介させて頂きたいと思います。

 

ソニー WF-1000X レビュー

それでは恒例、開梱から同梱品をチェックしていきましょう。

まずは専用ケースと本体から。

WF-1000Xにはイヤホン本体を2回充電することが可能な専用ケースが付属しています。

かちゃりと収まり、フタをするだけでスッと持ち出せるサイズ感。

携帯しやすく、ここにイヤホンを収納しておけば自動的に充電がされるというのもイイですね。

ケースの充電はUSBケーブル経由で行います。

イヤーピースは最初からセットされているものを含め全部で7種類。黒色のイヤーピースは高い遮音性と長時間の快適な装着性を実現する「トリプルコンフォートイヤーピース」も付属しています。

また耳の大きさに合わせたフィッティングサポーターも全部で3種類用意しました。

 

NFC接続がカンタン楽ちん!ペアリングしてみました

同梱品をチェックしたところで、続いて機器との接続を行っていきましょう。

WF-1000Xは、通常のBluetooth接続も可能ですが、カンタンで楽ちんなのはやっぱりNFC接続。おサイフケータイ機能の入ったスマホならカンタンにBluetooth接続が完了します。

ケース底面にNFC機能が用意されているので、まずはイヤホン本体を取り出し電源を入れた状態にして、それぞれのマークを重ね合わせ。するとペアリングはほどなく完了します。これでもう聴く準備が出来ました。

 

エアリアルな装着感!フィット感は心地バツグン!

ペアリングも終わり、いよいよ装着の時間。

装着の仕方は、イヤホンを縦に持ち、耳につけたら前方に90度回転するイメージでセット。

両耳に装着できたら、手を離して歩いてみたり、頭を左右に振ってみましょう。ズレそうな感覚がなければOK。私自身は、最初からセットになっているイヤーピースとフィッティングサポーターでジャストフィットしてくれました。

これだけは装着しないと解ってもらえないことかも知れませんが「実に軽い装着感」。もちろんその感じ方には個人差がありますが、「エアリアル」と言った言葉が頭の中に浮かんできました。(ちょっと大げさですが)

普通に行動する分にはズレることもなさそう。ソニーからはネックバンド式が発売されていますが、これほどまでの軽快感や開放感はありませんでした。

思わずがココロがウキウキ・ワクワク♪この高揚感だけでも何千円分かの価値がありそうです。

 

聴いてみた!

装着を終え、スマートフォンに入っている聞き慣れた楽曲を再生してみました。6mm径ダイナミック型ドライバにCCAWボイスコイルやネオジウムマグネット採用カナル型イヤホンの実力はいかに?!

ワイヤレスタイプってことを考えれば「ソコソコ良い」と言ったところ。低音は弱めながらも、中高音はキレイに表現されている感じ。「長い時間でも聴き疲れなく聴いてられる」そんな印象を受けました。

ただ、高音質をウリにしている1000Xシリーズってことを考えると、この「WF-1000X」は異端児。完全ワイヤレスということもあり、ハイレゾにも完全非対応だったり、LDACやaptX HDなどの高音質コーディックも対応していません。

なので、単純に音質面でだけみると、シリーズから劣る内容となっています。

まぁ、それでも音のソニーです。

ここ数年、ポータブルオーディオ系の高音質化が進み、私も含め、この手の商品好きの方の「耳が肥えてきた」こともあり、評価のわかれるところかも知れませんが、この手の尖った商品ってことを考えたら、十分に音を楽しめるものと言っていいでしょう。

 

高いノイズキャンセリング効果を体感

ノイズキャンセリング効果は、とても高いものとなっていました。

そもそもフィット感が抜群で「1000Xシリーズ」ならではの高いノイズキャンセリング効果が加わるわけですから当然かも。移動中や、物事に集中したいときにもオススメです。

またノイズキャンセリング効果が高いと、小さな音でも楽しめるというメリットも生まれます。そう、ノイキャン効果が高いと、結果的に耳にも優しいのです。

 

外音取り込み効果は・・・ビミョー

WF-1000Xは、リスニング中でも外の音を取り込むことができる「アンビエンスサウンドモード」を搭載しました。

例えば、電車で移動中、車内アナウンスなどの情報を仕入れたい時や、周囲を気にしながら散歩をする時などに使えば、一見とっても便利そうな機能にも思えますが、これが正直「ビミョー」なものとなっていました。

この「アンビエンスサウンドモード」は再生中の楽曲の音量に比例するものではありません。

なので、音量を小さくすれば、外音取り込み効果は高くなります。しかし、音楽を心地良い音量(あくまでも私基準)レベルまであげると「コレ効いてる?わずかかな?」って感じです。

聴いている音楽の音量にあわせて、取り込む音量レベルが上げれば使い勝手はアップしそうです。ということで、今の段階ではこの機能ビミョーとしか言いようがありません。

 

操作性と専用アプリで広がる使い勝手

小さなイヤホンながらも、本体には操作ボタンが左右1つづつ用意されています。

左側は、2秒押しで電源ON/OFF。短く押すごとにノイズキャンセリングON→アンビエントサウンド(外音取込)→OFFの繰り返しとなっていて、これらは押すごとに女性の声でアナウンスされるようになっています。

そして右側は、再生(1回押し)、曲送り(2回押し)、曲戻し(3回押し)、電話を受ける、終話するなど操作ができるほか、2秒押しでAndroidなら「Google Now」、iPhoneなら「Siri」 といった音声アシスタントを呼出すこともできます。

このように小さいイヤホンながらも連携したプレーヤーをカバンやポッケから取り出すことなく操作出来るのは便利。欲を言えば音量操作も出来たら良かったのですが、それはないものねだりかも知れませんね。

また専用のスマートフォンアプリ「Headphones Connect」を使えば、使い勝手はさらに広がります。

例えば。、行動を感知して外音コントロールの設定を自動的に切り替えてくれる「アダプティブサウンドコントロール」や、音質優先モードや接続優先モードの切り替え、「イコライザー」機能も用意されます。

WF-1000Xユーザーになった際は、ぜひこのアプリをスマホに入れましょう。

Sony | Headphones Connect アプリの詳細についてはこちら |外部リンク

 

外で使ってみた! Wi-Fi混雑スポットでは音途切れが発生

お店がお休みの日曜日、WF-1000Xをもって外に出かけてきました。

そのときのことを書きたいと思います。

まず使い心地。これについては最高でした!!個人的に、いくつかワイヤレス系のものヘッドホンを持っていますが、それらはネックバンドだったり、オーバーヘッドタイプだったり、耳以外の体の一部に負荷のかかるものでした。

しかし、これは完全ワイヤレス。

ハッキリ言って、めちゃめちゃキモチイイです、この感覚。

ただ、ウワサどおりというか、「Wi-Fi」が多く飛び交うところはやっぱり苦手としていました。

大型量販店と接続する地下街(大阪梅田のど真ん中、地下連絡通路など)とかは、左側のイヤホンから送り出される電波が妨害されてしまうのか、右側だけが途切れるという事象が高い確率で発生。

スマホアプリで接続優先モードの切り替えを行っても改善されず、仕方がないので時には左だけで使うことも。乗車率がソコソコの電車では途切れることはなく(大阪~京都間・在来線)、人混みとかは関係ない模様。

やっぱり途切れる原因は、Wi-Fiが飛び交っているかどうかの状況次第な感じです。

なので、マンションが自宅の場合、もしかすると飛び交っているWi-Fiが邪魔する可能性がなきにしもあらず。予防策としては、自宅のWi-Fi「G」は使わず、なるべく「A」にするとかで対策するしかないかも。

それでも、勝手に飛び交っているWi-Fiはどうすることも出来ないのですが・・・

まとめると、Wi-Fi電波が多く飛び交うところはかなり苦手。しかし、場所を選んで使えば、この開放感はとても素晴らしい。シーンによって使い分けるってわけではありませんが、場所によっては苦手なところがあるってことを理解して使いたいところです。

 

動画は遅延が気になった・・・

音楽だけを聴いているときは全く気づかなかったのですが、動画視聴時では遅延がかなり気になりました。

遅延とは役者さんや歌手の口元と、出て来る音声がズレると言ったもの。これも、WF-1000Xならでは電波の橋渡しの影響なのでしょう。ハッキリ言います。動画を楽しむぜ!!って方には、向いてないです。

ちなみに、動画・音楽関係なしに、音量操作も遅延がフツーに発生します。

 

バッテリー持続時間はやっぱり短いを実感

カタログ値、3時間のスタミナ性能はやっぱり短いなぁ。と、思いました。移動時間しか装着・使用してなかったので、容量を全部使い切ることはなかったのですが、3時間という数値は、かなり短いように思えました。

ケースを持ち歩けば充電出来る。という発想は「たしかに」。なのですが、使えない時間があるというのは、やっぱりストレス。あと1時間、計4時間くらい使えたら、かなり印象は変わりそうです。

 

ソニー初の完全ワイヤレス WF-1000Xまとめ

以上、WF-1000Xを実際に使ってみて、良いところ、苦手なところ、を書かせていただきました。最後にまとめとして、箇条書きにしてみると、こんな感じになりました。

良いと思ったところ

  • 完全ワイヤレス、圧倒的な開放感
  • ソニーらしい未来的なデザイン
  • 想像以上、エアリアルなフィット感
  • 効果の高い、ノイズキャンセリング機能
  • 収納ケースで外出先でも充電可能

苦手なところ、改善してほしいところ

  • 電波状況によって片方しか聞こえなくなる
  • 動画視聴においての音声ズレ(遅延)
  • 音量操作操作などがリニアではない(遅延)
  • スタミナが少ない(=使えない時間が発生するストレスあり)

イイところ、魅力的なところはたくさんあるのですが、ダメなところと言うか苦手なところ、改善して欲しいなぁって思うところもある。と、いうのがこの商品。

完全ワイヤレスならではの圧倒的な開放感や快適さは、いままでのソニーにはなかったものでした。いろいろ理解した上で使用するのであれば、WF-1000Xは良きパートナーとして使用することが出来そうです。


今回は完全ケーブルレススタイル「ソニー WF-1000X」のレビューをお届けしました。

完全ワイヤレス「WF-1000X」

ケーブルから解き放たれる、完全ケーブルレススタイル

ソニーストア価格:24,880 円+税

 2017/09/05 現在の価格

商品の詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

 

他社の「左右独立型ヘッドホン」下取り開始

『WF-1000X』は欲しいけど今持っているものの使い道がなくなって無駄になる・・と感じておられた方には、朗報です!ソニーストアでは下取りサービスの対象商品に「左右独立型ヘッドホン」を追加しました。

対象となっているのは、Apple 「MMEF2J/A」、SOL REPUBLIC「SOL AMPS AIR」 Erato 「MUSE5」。

詳しくはこちらもリンク先でお願いします。

 

ワイヤレスノイキャンイヤホン WI-1000Xレビュー

実機で解説!WI-1000X ワイヤレスノイキャン レビュー

「WI-1000X」は、ノイズからもケーブルからも解き放たれ高音質に音楽を楽しめる、使い心地の抜群のヘッドセット。周囲の音を取り込める「アンビエンスサウンド(外音取り込みモード)」も搭載し、ノイズキャンセリングの深い没入感から周囲を気にしながらまで、まさにオールラウンドな使い勝手を実現しました。

 

 

店員shigeのつぶやき日記

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