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SRS-ZR7 レビュー 様々な機器とつながる高音質ワイヤレススピーカー [ハイレゾ対応 オーディオ・スピーカー]

2016年6月発売、ソニーのハイレゾ対応ワイヤレススピーカー「SRS-ZR7」のレビューをお届けします。

「SRS-ZR7」は実用最大92W、迫力の2.2chサウンドが楽しめる1BOXタイプのワイヤレススピーカー。

BluetoothやWi-Fiなどのワイヤレス接続をはじめ、USBやネットワークに直接つながるLAN端子を搭載。またテレビの音をデジタル出力可能なARC対応のHDMI端子も搭載。様々な機器とつながるのも大きな特長です。

 

SRS-ZR7 レビュー 

さすが、スピーカーもこのくらいのサイズになってくると、音に余裕が出てくるなぁ。

と、いうのが、今回紹介する「SRS-ZR7」で、初めて聞いた時の感想でした。

最近流行りのコンパクトなワイヤレススピーカーは、バッテリーを搭載していたりで、どこでも好きな場所でリスニング!と、いうのが、魅力のひとつ。でも、音のことに関しては、音量をあげるほどに「頑張って音出してます!」感が否めません。

その点、SRS-ZR7は横幅30センチのサイズを活かしたガッチリとした筐体に、フロントには45mm口径サテライトスピーカー(左右)と、62mm口径サブウーハー(中央2つ)を搭載。

そして、リアには大型のパッシブラジエータを搭載するなど、92Wの実用出力を誇ります。

小さなスピーカーと比べて・・・なんてこと、本当は書いては、いけないのかも知れませんが、音量を上げていっても、結構余裕。そんな音を聞いてしまうと、コンセントがある場所を選ぶけど、やっぱ、じっくり聞くには、スピーカーは大きいほうがイイなぁ。なんて、改めて思ってしまいました。

 

ハイレゾ対応らしい解像感高いスピーカー

SRS-ZR7の音質はクセが少なく、ハイレゾ対応のスピーカーらしい解像感があり、高音は伸びやかで、低音もバッチリ。くどいようですが、実用最大92Wらしい迫力があります。

「SongPal(ソングパル)」と言うアプリのイコライザー機能で、お好みにエディットすれば、ドンにもシャリにもライトにも振ることが可能です。

音源(ファイルやプレーヤー)のクオリティも素直に出力されるので、良いものを用意すれば、それだけ期待に応えてくれる感じです。

また、SRS-ZR7は「2.2chステレオ」と、言うこともあって、1BOXタイプでは得意としない「広がりのある音」も、感じることが出来ました。

ソニーの1BOXタイプ最上位の「SRS-X99」と比べると、もちろん価格相当ではありますが、「セパレートタイプのスピーカーを買っても、部屋が狭いから、くっつけてしか置けない。」って、いう環境ならば、このSRS-ZR7の方がコンパクトに置けて、むろと広がり感を感じられるかも。

ハイレゾ対応スピーカーならではの高音質で1BOXの割には広がり感もある。限られた設置スペースの中で、できるだけ良い音を。って、お探しの方にはSRS-ZR7は十分オススメできるスピーカーと言えそうです。

 

上質なデザイン

デザインは、さりげない上質感が漂っていて安っぽさは一切ありません。ボタンも少なく実にシンプルです。

天面にあるボタンもクリック感があるのは電源ボタンのみ。もちろん出っ張ってるなんてダサいことはありません。入力切り替えの操作をすると、ブラックアウトした天面から、USB-Aなどの表示が浮かび上がります。

このあたりの光の演出は上手いなぁ。と思います。

カドを斜めにカットしたデザインは、最近のソニー1BOXスピーカーではすっかりお馴染み。

もちろん、このデザインにはちゃんとした理由があって、角で音波が反射してしまう回折現象を減少させる効果があるのだとか。機能と見た目の両立。このあたりは、さすがソニーの商品って感じです。

 

フロントパネル取り外し可能

フロントパネルはカンタン操作で取り外しが可能です。

スピーカーのフロントパネルは、ホコリや傷つき対策など、保護をする理由で付いているのですが、そんな心配がない方は、パネルなしでのリスニングがオススメ。パネルを外すことにより、音をよりダイレクトに感じることが出来ますよ。

 

様々な機器と繋がる、充実の入力端子を搭載!

SRS-ZR7の背面には、様々な機器とつながる端子が用意されています。

例えば、パッシブラジエータの左側にはアナログ入力端子とUSB-A端子が用意。

右側には、有線LAN端子にUSB-B端子、ARC機能を搭載したテレビの音声を出力可能にするHDMI端子などが用意されました。

また、普段は使わない設定用のボタンなどは、この位置に配置されました。

SRS-ZR7は無線接続として「Wi-Fi」と「Bluetooth」を搭載していますが、このように有線でも充実した入力端子により、多くの機器とながるところも大きな特長です。

ちなみに背面側の左右2ヶ所には、テレビの壁掛けに合わせた壁掛け用ネジ穴も用意されました。

 

SRS-ZR7 レビュー セットアップ編 

背面の充実した入力端子を見てわかるように、様々な機器とつながる「SRS-ZR7」。

Bluetooth接続以外の機器操作は、無料のアプリ「SongPal(ソングパル)」を使って行います。

例えば、入力端子につないだ機器へのアクセス、音量調整、イコライザー機能などの操作が出来ます。

「Song Pal(ソング パル)」 導入の流れはこんな感じ。

  • スマートフォンもしくはタブレットを用意する
  • GooglePlayなどで、アプリ「Song Pal(ソング パル)」をダウンロードしインストール
  • アプリ「Song Pal(ソング パル)」を起動し、その説明にそって操作すれば使用可能

たったこれだけで完了です。

わかりにくくても大丈夫。専用のスタートガイドの説明書も付属で用意されています。

実際の操作も直感的に行なえますが、ネットワークHDDやPC内の音楽ファイルへのアクセスは、最初のうちは少し戸惑うかも。文章で書くにはちょっとハードルが高いので割愛しますが、それでも使ってくうちに自然に覚えられると思います。

 

Bluetooth によるワイヤレスリスニング

Bluetoothによる接続方法は「SongPal」不要。というのも、接続した側で、ほとんどの操作が可能です。

今回はウォークマン「NW-ZX100」を用意し、ペアリングからやってみました。

NW-ZX100なら、Bluetooth接続はとてもカンタンです。

スピーカーとウォークマンの「NFC」マークを重ね合わせれば、あっという間にペアリングが完了です。

ちなみに、今回使用したNW-ZX100には「LDAC(エルダック)」と言われるソニーの高音質コーディック技術が搭載されているのですが、このLDACで接続すれば、通常のBluetooth接続と比べ最大3倍もの高音質で楽曲が楽しめると言われています。

ウォークマンの場合、より高音質で聞くにはUSB接続が「一番のオススメ」ですが、LDACも聞いてみたら、お手軽なわりには結構イイ感じです。

通常のBluetooth接続に比べ、わかりやすいレベルで高音質を体感できることでしょう。

なお、NFC機能を搭載してない i Phoneなどの機器との接続は従来の方法で。NFCほど便利ではありませんが、慣れればすぐにペアリング可能です。

 

ARC対応HDMI端子搭載 テレビとつなげてみました。

SRS-ZR7と言えばこの手のスピーカーとしては珍しく、ARC対応のHDMI端子を搭載しました。

テレビの音が、どれだけ高音質かつ、迫力ある音で楽しめるのか試してみたいところです。

今回用意したのは、2016年モデルの4K BRAVIA 。

接続の仕方はARC対応の文字が書かれたHDMI端子にケーブルをつなぐだけ。このBRAVIAの場合、自動でSRS-ZR7より音が出るようになりました。

実際に音を出して、聞いてみたところ・・・

拍子抜けするくらい、音に迫力がありません。

え?なにか設定間違えた?って、くらい、音楽を聞いてきたときの印象がまるでウソのようです。

音楽を利いていた時の期待値が大きかっただけに、こんなものかぁ・・・と、少々がっかり。やっぱり音楽用は音楽用なのかなぁ、と、諦めかけたその時でした!

そうだ!「Song Pal」のイコライザーを試してみよう!と、思いつきました。

さっそく工場出荷状態から、プリセットされているものを適当に選んで設定。

するとこれが大正解!!

大迫力!!と、までは行きませんが、かなり迫力のある音になりました!試しにテレビ側のスピーカーに切り替え、聞いてみると、テレビのスピーカーのショボイことショボイこと・・・これは効果ありです!

そうか、このスピーカーは「フラット」が基本。使用者が機器や音源に応じて、満足できる音にするには、イコライザー機能を使って最適な音にする必要があるんだなぁ。ってことが、改めてわかりました。

ただ、このスピーカーがシアタースピーカーの代わりになるか?って言われると、それには迫力が全然及ばない感じ。薄型テレビ独特のショボイスピーカーに比べると、音質差は明らかに良くなりますが、迫力を求めるとそれは方向性が違う感じです。

逆に、迫力は求めてなくて、テレビの音を単純に明瞭にしたいだけなら、案外SRS-ZR7は最適かも知れませんね。

 

アップデートで2台利用や、サラウンドスピーカーとしても使える!

SRS-ZR7はアップデートすることにより、2台使用でステレオスピーカーとして使えたり、サウンドバーやAVアンプと組み合わせサラウンドスピーカーとして使うことも可能です。

実用出力92Wのステレオ使用は、すごい広がり感と迫力が楽しめるのではないでしょうか?なかなか同じ機種を2つ購入するって発想はありませんが、使い方の幅は確実に広がりますね。

 


今回はワイヤレススピーカー「SRS-ZR7」のレビューをお届けしました。

ワイヤレススピーカー SRS-ZR7

広がりのある迫力の2.2chサウンドでハイレゾが楽しめるワイヤレススピーカー登場

ソニーストア価格:39,880円+税

2016/05/26 現在価格

約30センチの横幅に実用最大92W。省スペースながらイイ音で聞きたいって方の要望を応えてくれる、SRS-ZR7はそんなスピーカーだと思いました。

なお、ソニーの直販サイト・ソニーストアでは、載せるだけでイイ音になる、オオアサ電子製の「専用オーディオボード」を販売中。SRS-ZR7同時購入で1,000円オフで購入可能です。違うオーディオボードで検証もしてみたのですが、結構効果ありそうですので、より高音質で楽しみたいなら、「専用オーディオボード」オススメかも知れませんよ。

詳細につきましては、リンク先も参考になさってください。

※このページに書かれている音質の感じ方についての感想は個人によるものです。音の聴こえ方は、個人差があるものです。購入につきましては参考程度に、興味のある方は、ぜひ実機にて確認していただくことをおすすめします。

 

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