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すばらしい臨場感!デスクトップで使いたい ソニー「CAS-1」レビュー [ハイレゾ対応 オーディオ・スピーカー]

デスクトップような省スペースでも、臨場感あふれる音が楽しめるよう新規設計。ソニー「C:コンパクト A:オーディオ S:システム」こと「CAS-1」のレビューをお届けします。

設置を終えた「CAS-1」は一見、パソコン用のスピーカーシステムに見えなくもありません。しかし、使ってみると、実に味わい深いオーディオシステムであることがわかりました。

コンパクトながらも”臨場感”あふれる高音質。しかも、ヘッドホンアンプも独立アンプ。これはデスクトップでリスニングするには最強のオーディオシステムかも!?

 

CAS-1 レビュー

最適なリスニングポイントが75cm~2mと”近い場所で聴くこと”を前提に設計された「CAS-1」。配線を終え、システムを挟むようにセンターの置いたパソコンから、聴き慣れた楽曲を選択し再生・・・

そして聴いてビックリしました!

ボーカル、そして楽器のポジションまで明確にわかる臨場感に立体感。セパレートタイプだからと言ってカンタンに片付けられない「広がりの良さ」に驚いてしまいました。

解像感の良さもハイレゾオーディオならでは。ノイズの少なさも特筆モノ。静かな場所で聴けば聴くほどに味わい深く、このサイズでここまで出来るのかと、関心しきり。閉店後のお店で、思わず聴き入ってしまいました。

ソニーでは、今までにあまり聴いたことのない音の雰囲気だなぁ。と、思ったら・・・そうだった。

これは1号機。型番にあるとおり「C:コンパクト A:オーディオ S:システム」の1号機「CAS-1」。

つまり新しい試みで設計された商品ということで考えると、あまり聴いたことない音の雰囲気に、なるほどです。

しかも調べてみれば、設計にはハイエンドオーディオの開発者が携わり、アンプには”新設計”のフルデジタルアンプ、2wayスピーカーにも、低歪・高剛性にこだわった素材と機構を採用しているのだとか。

なるほどこの「オーディオシステム」、少々お値段がお高く感じるのは、実際に「お金」がかかっているからみたい。気になった部分も実際に聴いてみて納得しました。

あとで紹介しますが、この「CAS-1」ヘッドホンアンプとしてもかなり優秀です。

それにしても、このサイズ感でこれだけの音をだすとは・・・ホントによく作ったなぁ。と、思いました。

ペットボトルと比べるとご覧のとおり。

オーディオシステムは欲しいけど置く場所がなかった。と、今までこの手のシステムに積極的でなかった方も、このサイズ感なら置けてしまうのではないでしょうか?

省スペースサイズで存在感は薄いながらも、ひとたび聴けば臨場感あふれる立体的な音に驚いてしまうかも?小さいけれど本物の音が楽しめる「CAS-1」は購入者の期待にきっと応えてくれることでしょう。

 

小さな音量でも高音質「Low Volume Mode」を搭載

「CAS-1」には、小さな音量でも高音質で楽しめる「Low Volume Mode」を搭載しました。

ワンルームや家族と一緒に住んでいると、どうしても気になるのが「音量問題」。普通は音量を小さくすると、スピーカーの特性上、高音と低音が失われ、音質が落ちてしまいます。

それらを解消する機能が「Low Volume Mode(LVM)」と言うわけ。

音量が小さけければ小さいほど効果あり。ONとOFF実際に、ごく小音量で聴き比べしてみると、実にわかりやすいものがありました。

聴いている本人はその効果に「音量がアップした」という錯覚にもなりますから、さらに音量を下げたくなります。下げなくても同じ音量なのですが下げたくなるんです。

耳とスピーカーの特性を補完する効果。まさに効果てきめんです。

 

 

PHA-2と同等!ヘッドホンアンプとしても優秀「CAS-1」

ヘッドホンアンプとして使っても優秀なのが「CAS-1」。

なんと「CAS-1」のアンプシステムは、スピーカーアンプとヘッドホンアンプが独立した”デュアルアンプ”構造!

そう!よくあるスピーカーシステムにありがちな、おまけのようなものではありません。

しかも、このヘッドホンアンプには買えば54,880円+税(2015年10月現在ソニーストア)の、ポータブルアンプ「PHA-2」と同様のアンプ(Texas Instruments TPA6120)とDAC(Texas Instruments PCM1795)が搭載されました!

※写真はPHA-2

なんどもお金のこと書くのよくないかも知れませんが、本当にお金かかっています。 

パソコンでヘッドホンを繋げて音楽などを楽しむ方も多いと思われますが「CAS-1」を通して出てくる音はまさに別次元。特にハイレゾ対応ヘッドホンで試聴すると、解像感、厚み、音の定位がわかる高音質が楽しめます。

スピーカーで楽しむのとはまた違った”音”。味わえますよ。

小音量でも楽しめる「LVM」機能を搭載した「CAS-1」とは言え、時間を問わず好きな音量で楽しみたいならヘッドホン利用が最適。本当に音が良いのでは、積極的に使っていきたいところです。

ちなみに背面側にはGAINの切り替えスイッチを用意しました。

  • HI 300~600Ω以上が目安
  • LOW 8~32Ωが目安

お持ちのヘッドホンによって、切り替えてお使いください。

CAS-1の高音質を活かす!オススメのヘッドホン

CAS-1と一緒に使ってオススメしたいヘッドホンを紹介します。

心に響く ハイレゾ対応ヘッドホン「MDR-1A」レビュー

ハイレゾ音源再生に対応したオーバーヘッドバンド式のヘッドホン「MDR-1A」のレビューをお届けします!

軽くて装着感バツグン。低音から超高音域までを再生するとはその通りで、音楽を聴くのがすごく楽しくなる。価格的にもハイレゾ始めたばかりの方にも、かなりオススメ出来る「心に響く」ヘッドホンとなっていました。


 

MDR-Z7 レビュー 「空気感まで伝わる ハイレゾ対応フラッグシップモデル」

ソニー オーバーヘッド型ハイレゾ対応ヘッドホンのフラッグシップモデル「MDR-Z7」のレビューをお届けします。

MDR-Z7は、おおぶりなヘッドホンながらも装着したときの包まれ感が心地よく、ひとたび聴けば密閉型とは思えない音の広がり感。そして、超高音域から低音域までのレンジも広く、音の分離にも優れたそんなヘッドホン。


 

パソコン・メモリー・ワイヤレス再生に対応

音に対して非常にこだわりの強い「CAS-1」。では、どんな機器が接続出来るのでしょうか?

CAS-1の対応機器はシンプル。主なものだけを紹介します。

  • パソコン 背面USB-Bに接続。USB DAC搭載オーディオシステムとして動作。
  • USBメモリー 前面USB-Aに接続。リモコンもしくはスマホアプリ「SongPal」で操作。
  • ワイヤレス Bluetoothにて接続。LADC対応・NFC対応。

まずはパソコン。

背面にある「USB-B端子」にパソコンを接続すると、USB DAC搭載オーディオシステムとして動作します。

音源のストッカーとして使うことも多いと思われるパソコン。デスクでの基本的な使い方は、パソコンとの接続が標準的な使い方になるのではないでしょうか?

なお背面のUSB-B端子を使っての接続はパソコン以外、スマートフォンやウォークマンにも対応します。詳しくはリンク先(こちら)も参考になさってください。

USBメモリーに収録した楽曲ファイルの再生は、前面の「USB-A端子」に接続して再生します。

基本的な操作は付属リモコンを使用。ただし「CAS-1」には表示窓がないだけに、簡易操作しか出来ません。でも、スマートフォンがあればソニーの無料アプリ「SongPal」をインストールすることで曲選択も可能になります。

そしてワイヤレス接続。

Blutoothワイヤレス接続に対応し、スマホの中の楽曲を聴くならこの方法です。

ソニー製品で多く採用されている「NFC機能」を使えば、マークを合わせるだけでペアリングも完了します。

そして、通常よりも3倍高音質と言われるコーデック「LDAC(エルダック)」にも対応しました。

「LDAC」はハイレゾとまではいかないものの、ワイヤレスでの高音質リスニングを可能にしています。

「LDAC」は新規格なだけに、対応機器はまだ少ないものの2015年のハイレゾ対応ウォークマンなら全モデルに搭載。Xperia Z4 Tabletなどにも搭載しています。

通常のBluetoothワイヤレス接続よりも、明らかに音質差を感じられることが出来ますよ。

 

CAS-1をセッティングしよう!

ここからは付属品の紹介。そして、セッティングまでを行いたいと思います。

「CAS-1」にはアンプ、そして2wayスピーカーの他、上の写真のような付属品が用意されています。中には、「18mm線材のゆる巻スピーカーケーブル」の他・・・

接地面の材質や環境に音質が左右されにくくする「5mmのスチール製スピーカーベース」。そしてテーブルに置いた時、8°上向きに設置出来るようにするための”真鍮製”スパイクの姿がありました。

これらの付属品だけでも、CAS-1が「音」こだわったモデルであるいうことがわかりますね。

それではセッティングしていきましょう。

今回は、机上にスピーカーを設置することが決まっているので、スパイクは8°のものに交換しました。

交換といっても、くるくる回し付けるだけ。

水平置きスパイクと比べると、随分姿勢が違うことがわかります。

続いてアンプにスタンドを装着します。

これはアンプの底面に「カコン」と、一定方向に装着するだけ。

続けて、スピーカーケーブル、ACアダプター、USBケーブルを接続。

そして、ベストポジションと言われる、左右スピーカーの距離が70cm~75cmになるようスピーカーベースを置き、その上にスピーカーを配置すれば、セッティングは完了です。

あとは聴くだけです。

改めて「CAS-1」のことを書きますが、このコンパクトさでこの音質はやはり素晴らしいと思いました。

お仕事用のPCスピーカーとして買われるのであれば注意が必要。うっかり聴き入っちゃって「お仕事出来ない恐れあり」。まるでステージの正面から聴いている臨場感。これは聴いててたまらなく”楽しい”そんな気持ちになりますよ。


今回はデスクトップリスニングに最適。

臨場感あふれる高音質のコンパクトオーディオシステム「CAS-1」のレビューをお届けしました。

セパレートタイプのBluetoothスピーカーシステム「CAS-1

デスクトップなどの限られたスペースでも設置しやすい、コンパクトなサイズ感と高音質を両立

ソニーストア価格: 79,880円+税

送料無料・2015/09/29 現在の価格


より詳細につきましてはリンク先も参考になさってください。

 

 

ウォークマン NW-ZX100レビュー

当店ではこの秋注目のウォークマン「NW-ZX100」のレビューを公開しました。

高音質タイプのウォークマン「ZXシリーズ」の一員として2015年10月に登場した「NW-ZX100」は、コンパクトな筐体に、高音質パーツをふんだんに採用したハイレゾ音源対応の”音楽専用プレーヤー”。

操作性はZXシリーズでは初となるハードキーを採用し向上、スタミナも豊富。最長約70時間・ハイレゾ音源でも約45時間再生が可能となり、携帯する高音質音楽プレーヤーとして欲しかった付加機能を手に入れました。

また要望の多かったノイズキャンセリング機能も搭載され、大好きな音楽をいつでもクリアーな環境で聴くことが出来るなど、とても魅力的なモデルとなっています。

そんな「NW-ZX100」のレビューを、このページではお届けしていきたいと思います。

ウォークマン ZX100(NW-ZX100)レビュー
 

ウォークマン「NW-ZX100」はZXシリーズでは初となる「音楽専用プレーヤー」。”音楽好きのための音楽専用機”が、ついに登場した!と、言ってもいいでしょう

興味のある方はぜひお読みください。

 

ウォークマン Aシリーズ徹底レビュー

当店ではウォークマンAシリーズも徹底レビュー。

こちらの記事もぜひ参考になさってください。

ウォークマン Aシリーズ徹底レビュー

ウォークマンAシリーズは、CDを超える高音質”ハイレゾリューション音源”ことハイレゾ音源が、コンパクトサイズで手軽に楽しめるポータブルオーディオプレーヤーです。


 

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たいへー

オーディオも、大きければ良いという時代は終わりましたね。
小型でも、今は凄いよ。
by たいへー (2015-10-20 09:44) 

yas

たいへーさん こんにちわ♪
小型化になって高音質に・・・最近は本当にスゴイですよね。
by yas (2015-10-20 16:10) 

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