ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA)実写レビュー [Aマウントレンズ]
ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) の 実写レビューをお届けします。
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SAL85F14Zはα最強のポートレートレンズ。
シャープでかつ、とろけるようなボケ味が魅力のレンズであることは、
今まで多くのカメラマンが残してきた作品・作例をみてわかるとおりです。
それでは、Planar T* 85mm の外見、そして作例とあわせて、じっくりと紹介しましょう。
α77と比較してみると、その存在感は中級機クラス以上のαとベストマッチな印象を受けます。
最大径81mm、長さ75mm 重量は650g と、銅のつまったデザインで重量感があります。
実際に装着してみると、ズッシリときますが同時に、
いかにも”撮れそう”な雰囲気からか「何かを撮りたい。」と、そんな感情が沸き起こってきます。
ファインダーを覗くと、いわゆる普通のレンズとは”格”の違いと言うが瞬時にわかりますよ。
AFを作動させて、ピントを被写体にあわせるのが実に気持ちイイのです。
AFは決して速くはありません。
が、Planar T* 85mm のもつ味がファインダーを通して伝わって来るからです。
実にシャープで、しかも柔らかなボケ具合がファインダーでもハッキリ伝わります。
プレビューボタンで絞りの確認をしながら、露出を設定して・・・
そんなこんなと、いろいろ考えながらシャッターを切っていくのが本当に楽しいレンズです。
使い始めは露出などの設定に戸惑うことがあるかも知れませんが、
ドンピシャで来た時には、思わずガッツポーズをしてしまうほどの描写力を見せてくれます。
そして出来上がった作品を見て、シャープでキレがあり、とろけるようなボケ具合を堪能してください。
なんともない風景が作品になっているかも。
オートフォーカスが使えるのもαならではの特権のようなものですが、
マニュアルフォーカスで撮影しても、かなり楽しいレンズです。ピントの山がくっきりわかりますよ。
それと85mmと聞けば、なんとなくポートレート用なイメージがありますが、
風景やスナップ写真でも、素晴らしい描写力を発揮してくれます。
シャッター速度が稼げる明るさも大きな武器ですので、日頃からバンバン使って欲しいレンズです。
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α77での作例
写真をクリックすると大きく見ることが出来ます。
等倍・原寸サイズの確認はこちら。(等倍・原寸サイズ)
カメラボディ | α77 (SLT-A77V) |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/5000 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F2.8 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 100 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
前ボケも後ろボケもごらのとおり柔らかさです。
100年もの歴史を持つ駅舎の柱の美しさに、耐えてきた傷までもキチンと表現してくれました。
ちなみに、この日は天気も良くISO100にしてもシャッター速度が1/5000でした。
F2.8での作例ですが、もっと開けたい場合もあると思います。
そんな場合を想定すると、NDフィルターは1枚持っていた方がコントロールしやすいかもしれませんね。
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等倍・原寸サイズの確認はこちら。(等倍・原寸サイズ)
カメラボディ | α77 (SLT-A77V) |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/640 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F8 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 200 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
今度は先ほどの作例と対照的に”絞って”みました。
絞ってみても、後ろボケの綺麗さは相変わらず。
自転車のパーツひとつひとつがとてもリアルに、表現されています。
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カメラボディ | α77 (SLT-A77V) |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/500 | ホワイトバランス | 日陰モード |
絞り | F7.1 | Dレンジオプティマイザー | 切 |
ISO感度 | 100 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
今度はわざと夕日を入れての撮影です。
よく目をこらしてみると、フレアやゴーストの類はあるのかも知れませんが、目立ちません。
太陽が沈む瞬間のドラマチックな時間。
みたままの情景を、見事に写し止めることが出来ました。
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カメラボディ | α77 (SLT-A77V) |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/15 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F2.8 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 400 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
夜間でも扱いやすいのがこのレンズ大きな特長です。
レンズの特長である明るさとボケを両方生かせるのが、街角での夜景撮影ではないでしょうか?
街頭やネオンがまるで、とろけるような感じで、思わずうっとり。
イルミネーションなどで撮影する機会があればぜひ使って頂きたいレンズです。
α700での作例
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カメラボディ | α700 |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/1000秒 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F4 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 200 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
桜の季節に、電車と絡めた1枚をとりたくて沿線をブラリと歩いていました。
このレンズはAPS-Cサイズのセンサーを搭載したαに取り付けると、約125mmと中望遠レンズ相当。
案外、鉄道写真なんかでも使いやすい距離のレンズなのです。
α900での作例
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カメラボディ | α700 |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/250 | ホワイトバランス | 太陽光モード |
絞り | F5.6 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 200 | クリエイティブスタイル | ビビッド(彩度+) |
コメント・撮影メモ
太陽が西に沈む頃東の空には月がありました。
そこに1艘の仕事を終えた漁船がやってきたのでパチリ。
なんとも印象的な空と海のグラデーションを写すことが出来ました。
α350での作例
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カメラボディ | α700 |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/320 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F4 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | 100 | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
後ろから撮影させてもらっても良いですか?
ええよ~でも、こんなとっても、しゃーないちゃう?
なんて会話をしながら、夙川での1枚です。
α100での作例
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カメラボディ | α700 |
レンズ | ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA) |
シャッタースピード | 1/160 | ホワイトバランス | オート |
絞り | F7.1 | Dレンジオプティマイザー | オート |
ISO感度 | AUTO(150) | クリエイティブスタイル | スタンダード |
コメント・撮影メモ
絞るべきか、開けるべきか迷ったのですが、やや絞っての1枚です。
カエルの歌が聞こえてきそう?
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ソニー SAL85F14Z レビューを終えてのまとめ
圧倒的な描写力に加えて、とろけるようなボケ描写。
SAL85F14Zのレンズレビューいかがでしたでしょうか?
Planar T* 単焦点レンズ(Planar T* 85mm F1.4 ZA) SAL85F14Z | |
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|
レンズ単体での重さが660gもありますので、複数本のレンズを持ち歩きたい。
と、おっしゃる方には、それなりに負担になるこのレンズ。
しかし、撮影後の満足度は相当高いので、
次回からも必ず持ち歩きたくなる。という気持ちにさせてくれることでしょう。
車など、持ち運べる手段が手段があれば、人によっては常用になるかも知れませんね。
それほど、素晴らしいレンズだと思います。
今回は、ソニー SAL85F14Z (Planar T* 85mm F1.4 ZA)実写レビューをお届けしました。
作例など参考にして頂けたら幸いです。
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・α77 で撮る 競馬 「オルフェーヴル三冠! 菊花賞G1」
・αで撮る 鉄道写真シリーズ
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思わず、カエルの数を数えてしまいたくなりますねぇ・・・
by たいへー (2012-01-17 08:25)
高給レンズに見合った腕も資金もありません。
重さにも多分耐えられないでしょうね。
もう10歳若ければ・・・。
by Silvermac (2012-01-17 11:10)
そそられるレンズが本当にたくさんあって困る!
でも買う余裕もなく(笑)
by ナーリー (2012-01-17 12:00)
こんばんは。
いつ見てもa77良いですね
欲しいでも・・・なんです(^^)
夢は諦めません!
by よしくん (2012-01-17 17:58)
一つ買うとまた次が欲しくなる…
沼にはまらぬよう気をつけないといけません。
まっ、沼にはまるほどの予算もないんですけどね(涙)
by schnitzer (2012-01-17 19:58)
アルファ900はもしかして最上機種?
8ミリデッキでも900は最上機種だったし。
EV-S800をDATの代替として使っていました。
現在では、プロテクトのかかったDVDを、個人で楽しむためのバックアップ録画・再生機として、またP6テープのオーディオ再生用として使用しています。
800から900が末永く使えるハイエンド機と推定します。
by yogawa55はやぶさ (2012-01-18 11:43)
一度は、使ってみたい・・・
でも、何撮るんだろう(・・?
by simons (2012-01-20 23:45)
たいへーさん こんにちわ♪
で、何体ありました?(^-^;
by yas (2012-01-21 10:12)
Silvermacさん こんにちわ♪
重さは年齢関係なく、軽い方が良いですよね。
これからのαユーザーにはオススメしたい・・・
そして、このレンズのパフォーマンスを知って欲しい1本だと思います。
by yas (2012-01-21 10:12)
ナーリーさん こんにちわ♪
レンズは”沼”って言葉ありますからね~
お金の問題も実際にある訳ですが・・・
by yas (2012-01-21 10:12)
よしくんさん こんにちわ♪
α77はとても楽しいカメラですよ~
私は新製品の発売前から夢貯金を始めています。
どうしても撮影機材のウエイトが高くなってしまいますが(^-^;
by yas (2012-01-21 10:12)
schnitzerさん こんにちわ♪
そそ!そうなんです!
一つ買うと次も気になりますよね。
どうせ買うなら良いモノを!と、言うことで書いていますので、
オススメしているのが、どうしても高価なものになってしまいます・・・
by yas (2012-01-21 10:13)
yogawa55はやぶささん こんにちわ♪
α900は推測されるとおり、最上位モデルです。
これはコニカミノルタからの流れでもそうですし、
ソニーからの流れでもそうなのですが、フラッグシップ機は9が型番につきますね。
おそらく次のαの最上位はα99と推測されています・・・
by yas (2012-01-21 10:13)
simonsさん こんにちわ♪
まずはその好奇心から!って感じだと思います。
使ってみたいなぁ~と思う気持がなければ、始まりませんよね。
by yas (2012-01-21 10:13)